不動産売却の予測・動向 | 誠和不動産販売株式会社

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不動産売却の予測・動向

不動産売却の予測・動向
著:金成明洋  2015年3月更新

不動産が最も活発に動く時期は1月から4月頃です。

現在の住まいが手狭になってきたご家族や相続で取得した不動産を空き家にされている方が、今は不動産を売却するには最適なのかを検討される際の指標としていただきたく、近年の中古市場の動向や今後の予測をご紹介します。

 

2015年 今は売り時?!

【東京23区70㎡の中古マンション】

■東京23区は価格上昇で売り時感があり

東京23区の中古マンションは、東京五輪効果で2014年のデータでは前年比5.2%と大幅上昇となっていますが、2007年、2008年や2010年と比べると割高というまでには至っていません。

ただ、東京23区で中古マンションを探されている方には、価格が上がっていると感じられる方もいると思います。

それは、買い手が検討しやすい新耐震基準(昭和56年6月以降に建築確認を取得したマンション)のマンションはこのデータ以上の上昇率となっているところがあるからです。逆に旧耐震基準マンションなどは価格上昇が見られず、また人気の区以外などでは価格下落まであるため、平均値としてはそこまで上がっていないだけです。

建築資材や人件費の高騰化で、これから出てくる新築マンションは高価格となります。

そのため、中古マンションも高値で取引されるケースが増えます。

売却を行うなら適切な時期であると言えそうです。





【中古一戸建て】

建築資材や人件費の値上がりで新築一戸建ての価格が上昇傾向にあるため、それにつられて中古一戸建ての価格も上昇傾向にあります。また、交通や買い物の便が良い立地の中古一戸建ては希少性があり、とても流通がスムーズ。価格面では売り時と言えます。ただし、買い手がどんなに高い価格でもついていけるかというとそうではありませんので、買い手が納得しやすい相場内でいかに高値をつけるかがポイントになっています。

また、築20年以上の建物は価値がない(=土地代のみ)とされてきましたが、昨今、買い手もいろいろと家を買う前に学習して、耐震リフォームを行えば築20年以上でも問題なく住めることが分かってきました。弊社には中古戸建てリノベーションのノウハウがあります。是非ともご相談下さい。

 

【土地】

建物にかかる資材や人件費が高騰を見せている中、買い手の予算が増えていないこともあって、反動で土地代はやや抑え気味の傾向があります。ただ、交通や買い物の便の良い立地は慢性的に不足をしているため、その場合は相場内でも高値で売ることはできるでしょう。

ただ、売り時ではないということでもなく、ここ数年は買主にさまざまな税金の特例が設けられていることもあり、この期間に買っておこうと決断する買主が多いのも事実です。価格面で価格上昇期まで待つよりも売却をしてしまった方が有利なケースもありますので、まずはご相談下さい。




総括すると2014年は中古マンションが好調、中古戸建ても堅調、土地は横ばいもやや上昇傾向と不動産市場全体が売却には比較的適した年であったと言えます。

2015年の不動産売却についての予測ですが、アベノミクスによる官製相場により長期金利が至上最安値を更新しており、暫くは住宅購入者にとっては住宅ローンが低金利という追風が続く事が見込まれ、不動産売却に関しても若干の上昇が見込めると思います。

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