低リスクかつ後の転用が容易なコインパーキング経営について | 誠和不動産販売株式会社
低リスクかつ後の転用が容易なコインパーキング経営について
著:誠和不動産販売 2019年7月更新
コインパーキング運営会社との契約にはさまざまな形態がありますが、もっとも気軽に始められる形態として、 土地だけを用意して管理・運営を任せる「借り上げ方式」が有名です。
運営会社が駐車場としての価値を査定して「月当たり1台2万円」などと借り上げ価格を提示し、納得できれば契約する、仮に全く利用されることがなくても安定した収入を得ることができ、駅に近い商業地などであれば1台5万~といった破格の設定もありえます。
借り上げ方式よりも多くの収入が見込めるチャンスがあるのが、売上がダイレクトに懐に入る「販売方式」や「保守委託方式」です。
1台1ヶ月2万円の借上げで契約した場合は、1ヶ月の売り上げは2万円です。
対して、コインパーキングで日中16時間を1時間200円、夜間の8時間を1時間100円としたとします。日中12時間しか稼働しなかった場合でも、1ヶ月の売り上げは7万2000円です。10台分なら月極の1ヶ月の売り上げが20万円、コインパーキングなら72万円、差は歴然ですが、300万円前後かかる初期投資や、運営の手間暇や競合相手の出現リスクなど、大きな収益が見込める可能性の分、投資リスクがあるので要注意ですね。
駐車場経営を始めるまでの流れ
① 土地の状況を見定め、駐車場として適しているかを判断する。
② 周辺の相場価格や、需要そのものを調べ、駐車場としての収益性がオーナー様の求める水準に達しているかを調査する。
③ 自営か、業者委託か、経営計画をまとめる。
④ 業者委託の場合には、業者を選定する。
駐車場経営を始めるにあたって重要なことは、「どのような形態で経営するのがベストなのか」を判断することです。
オーナー様自らの、駐車場経営に対する経営のリソース(人やお金などの経営資源)が、どのくらいあるのかを見極めてください。
既に所有している土地であったとしても、駐車場経営に適した土地なのかを知っておく必要があります。
まとめ
駐車場経営は、アパート・マンション経営ほどの収入は見込めないため、投資の観点からはローリスクローリターンということになります。しかし、経済的なリスクが低いのは大きな魅力であり、余っている土地を活用して少しでも収益を得たいという、堅実志向の人に向いていると言えます。また、他の用途への転用も検討しやすい、身軽な土地活用だというメリットも見逃せません。将来的に売却や建て替え、アパート経営を考えている人であっても、「とりあえず」の土地活用として駐車場経営ができるからです。
駐車場経営は、状況に応じて変化させられる機動性という面において、土地活用の中でもとても人気があります。ですが、どの土地でも簡単に収益をあげられるというわけではないので、その土地が駐車場経営に適しているかをしっかりと調べてから、行動する事が大切ですね。
よくご相談を頂くのが、使っていなかった空家や、ご相続などで取得したご実家などを、売るのが良いの?貸すのが良いの?といった内容です。土地の立地や不動産のポテンシャルにもよりますが、いちばん大切なことは、お客様が今後その不動産でどうしていきたいか、ということです。当社では、お客様のお気持ちを汲み取り、どのような選択肢があるのかをご説明しております。お気軽にお問い合わせください。