令和5年相続税路線価発表 | 誠和不動産販売株式会社
令和5年相続税路線価発表
著:金成 明洋 2023年8月更新
著:金成 明洋 2023年8月更新
1. はじめに
令和5年7月3日、国税庁から令和5年分の相続税路線価が発表されました。相続税路線価は、土地の相続税や贈与税を算出するために用いられる公的価格であり、この変動に伴い相続税や贈与税も変動します。
例えば、杉並区阿佐谷北2丁目2番10号(弊社阿佐ヶ谷本店)に100㎡の土地を所有していた場合、前面路線価は1㎡あたり76万円のため、相続税評価額は7,600万円となります。実際には角地の場合の加算や、貸地など利用形態による減額など増減しますが、基本的な考え方としては、このような計算式となります。
2. 令和5年相続税路線価は上昇傾向
令和5年の相続税路線価は全国平均で前年から1.5%上昇、東京都内は3.2%上昇と前年と比較しても上昇率は拡大しています。
では、もう少し身近な杉並区の相続税路線価をピックアップしてみます。
商業地
◆ 阿佐谷北1丁目2番(三菱UFJ銀行前)
令和4年162万円/㎡ ➡ 令和5年172万円/㎡ 上昇率6.1%
◆ 阿佐谷南1丁目15番(杉並区役所前)
令和4年86万円/㎡ ➡ 令和5年91万円/㎡ 上昇率5.8%
◆ 成田東3丁目7番(東洋幼稚園前)
令和4年49万円/㎡ ➡ 令和5年52万円/㎡ 上昇率6.1%
住宅地
◆ 阿佐谷北1丁目39番(阿佐谷中央公園前)
令和4年45万円/㎡ ➡ 令和5年47万円/㎡ 上昇率4.4%
◆ 阿佐谷南3丁目19番(杉並第七小学校前)
令和4年46万円/㎡ ➡ 令和5年47万円/㎡ 上昇率2.1%
◆ 成田東3丁目19番(東田中学校前)
令和4年44万円/㎡ ➡ 令和5年46万円/㎡ 上昇率4.5%
3. まとめ
新型コロナウイルスの影響から、生活や働き方が変化したことで、住宅需要が増加し、ここ数年価格が高騰していました。その影響から相続税路線価も上昇傾向ですが、今年に入り成約件数の減少や在庫数の増加など、陰りが見え始めています。公的価格は実際の取引が反映されるまで、時間がかかるものです。
今の不動産市況、ご所有不動産の価格を把握しておきたいお客様は、阿佐ヶ谷の専門店である弊社に是非ともご相談下さい。
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