旗竿地?購入しても良いの? | 誠和不動産販売株式会社
旗竿地?購入しても良いの?
著:誠和不動産販売 2022年4月更新
著:誠和不動産販売 2022年4月更新
旗竿地(はたざおち)とは、細い路地を通った先にある奥まった土地になります。
旗を竿につけたような形状をしていることから旗竿地や路地状敷地、敷地延長と呼ばれることもあります。一般的な正方形の形状と比較し、特殊な形状をしていますが旗竿地を検討することのメリット、デメリットは何なのか解説していきます。
メリット
一般的に利用しやすい正方形や長方形の土地のほうが単価は高くなります。
旗竿地は土地の使い方に工夫が必要となるため、土地単価が概ね周辺相場より一割ほど安くなります。
杉並区のような土地が高いエリアでは、予算内で十分な広さを確保するために、旗竿地が有力な候補となるケースも少なくありません。道路から奥まった立地であることによってのメリットもあります。道路を通る車や通行人の音などを気にせずに済むため、静かな住環境でお住まいになれます。
また、小さなお子様がいる家庭では、玄関を出てすぐに道路がないというのは、より安心して暮らせるということにも繋がります。
さらに、建物までの通路部分を、お好みに合わせて演出することが出来ることも楽しみの一つではないでしょうか。
デメリット
旗竿地は、よほどゆとりのある土地でない限り、隣の家と近接、囲まれてしまいます。
さらに、周囲の建物によって採光や通風が遮られてしまうため、確保に工夫が必要となります。特に杉並区のような密集地では1階部分に日が当たらないといったケースが多く、リビングを2階に設けるなどの対策が必要になります。
また、通路部分の間口が2m以上であれば宅地として建物を建てられるため、場合によっては幅が2mギリギリの土地もあります。
こうした土地で駐車スペースを設けようとすると、駐車が難しくなるケースや動線確保も考えなければいけません。そのようなことから、さらに注意しておきたいのは建築費です。通路部分の間口が狭いと、重機が入るスペースがなくなり、建築効率が悪くなる、通路部分の外構費などコスト負担が大きくなる傾向にあります。
最後に
今回は、旗竿地についてご紹介しました。マイホームは人生の中でも大きな買い物になるため、しっかり検討したいものです。
旗竿地は、デメリットばかりが先行されるイメージですが、メリットもあります。まずは、イメージに惑わされず、選択肢として一度検討されてみてはいかがでしょうか。旗竿地がお客様にとって良い物件になるかもしれません。
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