建築知識-建物の構造について- | 誠和不動産販売株式会社

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建築知識-建物の構造について-

建築知識-建物の構造について-
著:誠和不動産販売  2019年4月更新



一戸建てには様々な工法があります。今回は代表的な工法をいくつかご紹介致します。

 

木造軸工法

在来工法

柱、梁、土台で基本構造を造り、四角形の骨組みを組んで筋交いと言う対角線状に強度を持たせるための板材を入れるのが構造の基本となります。

特徴  ● 外観デザインの自由度が高い ● 窓等の開口部を大きく取れる 
    ● 設計の自由度が高く、増改築が容易にできる

 


木質耐力壁工法

2×4工法

軸組壁工法の通称。2×4インチの規格化された枠組材に構造用合板などを、釘で打ちつけたパネルで床・壁・天井の6面体を組み立てていく工法です。柱や梁でなく壁や床そのものが構造体になっています。

特徴  ● 機密性が高い ● 施工性(技術の標準化がしやすい) ● 耐震性が高い ● 耐久性が高い

 


鉄骨造

鉄骨軸組工法

木造軸組工法(在来工法)の構造材を軽量の鉄骨に置き換えた工法です。軽量の鉄骨材を使用することによって重量とコストを抑え、かつ耐久性を高めています。

特徴  ● 剛性、耐久性が高い ● 窓等の開口部を広く取れる ● 設計にある程度の自由度はある 
    ● 重量鉄骨造に比べ経済的

 


鉄筋コンクリート造

ラーメン構造

鉄筋コンクリートで形成された柱と梁を枠状にしっかり固定し、そこに床板を組み合わせながら建物を建築していく工法です。

特徴  ● 剛性、耐久性が高い ● 荷重に対し非常に強く接合面が変化しない 
    ● 間仕切りや開口部の大きさ、位置が比較的自由に設定できる
    ● マンションやビルの建築に用いられる工法

 


SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)

鉄骨軸組工法

SRC造のSRCとは「Steel-framed Reinforced Concrete」の意味で、鉄骨で骨組みを作り、その周囲に鉄筋コンクリートを被せて主要な構造体を作成します。こうして作成した構造体に床や壁をはめ込み、建物を建築する工法のことです。

特徴  ● 抜群の強度を持ち、耐久性、耐震性にも優れている 
    ● 設計の自由度が高く、柱の間隔を広く出来るので、開口部を大きく取れる 
    ● 重量が大変重くなり、基礎が大きくなる ● 工期が長くコストも高価になる ● 高層建築向き

 


コストや目的によって適した工法を選んでいく事が一般的です。
『耐震性が高い』『開口部が大きく取れる』『増改築がし易い』など、用途や必要性に応じて建築計画を立てて行きましょう。

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