土地の境界確定の重要性 | 誠和不動産販売株式会社

土地の境界確定とは、隣地所有者の立会い及び確認や官公署の図面をもとに土地の境界をすべて確定することです。

境界を確定することは、取引対象となる土地の範囲を特定することになり、取引の基本となります。
しかし、境界の確定には、隣地所有者との過去の経緯や利害、場合によっては感情的対立等が交錯し、円滑に確定作業が進むとは限りません。




土地の境界には、「筆界」と「所有権界」の2種類があります。




「筆界」と「所有権界」は一致するのが一般的ですが、土地の一部について他の方に譲り渡したり他の方が時効によって取得したりした場合には、筆界と所有権界が一致しないこともあります。
筆界をめぐるトラブルの予防や早期解決に役立てる制度として、「筆界特定制度」（平成17年不動産登記法の改正による新設）があります。


まとめ

確定測量図の作成には費用と期間がかかりますので、測量業者と十分に相談のうえ契約や引渡しの期日を定めていきましょう。なお、隣地所有者から、かつてのトラブルの事実など過去の経緯を持ち出され、境界の確認書作成を拒否される可能性があります。契約書には、境界確認書が作成できない場合どうするか決めておきましょう。